壱岐島初!壱岐大大神楽とライトアップのコラボレーション「かみあかりの夜」
2019.08.09
News
壱岐島内で8月の第一土曜日に毎年開催されている「壱岐大大神楽(いきだいだいかぐら)」。夏の壱岐大大神楽は18時から開始し、約6時間にわたり行われます。会場の筒城浜ふれあい広場ではキッチンカーなども出店し、島民を挙げて盛り上がる島内のイベントです。今年の壱岐大大神楽では、会場すぐ近くの「白沙八幡(はくさはちまん)神社」でライトアップイベント「かみあかりの夜」が同時開催されました。初の壱岐大大神楽とライトアップのコラボレーション企画をご紹介します。
白沙八幡神社ライトアップ
ライトアップイベントの会場である白沙八幡神社は、今も「壱岐國七社」の一つとして、島内外からの参拝者が多い神社です。
今回のライトアップイベントでは、白沙八幡神社の顔でもある白く巨大な鳥居を様々な色に変化するLEDライトでカラフルに彩られ、鳥居は遠くからでもその存在感が出ています。
鳥居からまっすぐに伸びる参道では、「すだれ」で飾られた雰囲気のあるライトが拝殿までの夜道を照らします。
拝殿前や手水舎などで3500個のLEDライトがずらりと並び、参拝者を幻想的な空間へと誘います。
ワークショップでは、LEDライトを浮かべるキャンドルカバーに各々の願い事やイラストを書いて、白沙八幡神社の境内に奉納させていただきました。
ライトアップされた夜中12時頃まで、多くの島民と観光客が絶えず参拝に訪れていました。
また20時から30分ごとに、境内を巫女さんに案内していただけるというワークショップも開催しました。境内には江戸時代に平戸藩主・第29代松浦鎮信が奉納した三十六歌仙の板絵が天井一面に飾られてあり、外からの景色とはまた違うLEDライトと板絵の幻想的な空間を作っていました。
壱岐大大神楽
ライトアップイベント会場の目の前にある筒城浜ふれあい広場では、壱岐大大神楽が奉納されます。
「神相撲(かみずもう)」や「折敷(おしき) 」などアクロバティックな演目や「八咫烏(やたがらす)」や「猿田彦(さるたひこ)」など迫力のあるお面を付けて舞う演目まで、壱岐神楽には三十三(番外を含むと三十五)の演目があり神職によって演じられます。
約6時間にわたる大大神楽の合間には、盛大な餅撒きが行われます。来場者を囲った四方から撒かれた紅白のお餅やお菓子に子どもたちも大興奮!
会場の広場では出店屋台だけではなく、島内で人気店のキッチンカーもたくさん出店され、壱岐の名店を一度に味わえるのもお祭りの魅力ですね。
まとめ
離島ならではの自然と融合した空間が、普段では味わうことのできない幻想的な景色を作り出しました。今回初開催をした「かみあかりの夜」は、国指定重要無形文化財に指定されている壱岐神楽とのコラボレーションが他ではない唯一無二のライトアップイベントとなりました。